2019年 07月 17日
同潤会代官山アパートメント、119 |
訳あって99%くらい引っ越しするつもりで、ただいま絶賛家探し中です。
先週末は物件下見だったのですが、「環境はすごくいいけど狭くて間取りが
微妙」とか、「広々としてるけど建物が古い」とか、どこも一長一短。
今の家は「広々としてるけど古い、しかも駅から遠く不便」なので、
次は便利なところに越すつもりです。
関東大震災で妹を失った八重と妹の婚約者・竹井。
ともに愛する者を失った二人はやがて結婚し、当時最新の建物だった
代官山のアパートメントに移り住みます。
不器用な男女が心を寄せ合い家族になって、子供が出来て、その子が
また親になり、四世代にわたる一家の歴史がアパートメントとともに
描かれていきます。
多くを語らないけれども、心にそっと寄り添ってくれる。
竹井さんや八重さんの人となりがとても好ましく、
家族がそれぞれにお互いを思いやる気持ちがしみじみと
あたたかく感じられました。最後は胸がいっぱいに。
未読ですが、ビブリア古書店を書いた方なんですね。
とてもよかったです。
消防士を描いた連作ミステリー短編。
消防士が主役のわりには内容がシブイ気がしますが、長岡さんらしい
小説でした。
相変わらずトリビアが満載ですが、最早ミステリーよりもトリビアを
目当てに読んでいるようなものなので(笑)とても楽しめました。
「命の数字」がよかったです。
プッシュホンってこんな使い方ができるんですね。
by pohcho
| 2019-07-17 15:51
| 読書
|
Comments(0)