2018年 08月 30日
わたしたちは銀のフォークと薬を手にして |
30歳の知世と年上の椎名さん。
美味しいものが好きな二人の、お洒落できらきらした大人の恋の話かと
思いきや、椎名さんの思いがけない告白にとても驚いてしまいました。
重い障害を抱えた二人の恋は、だからこそ相手を労わり大切にしたい
という思いに溢れていて、とても尊いものに感じられました。
現実と考えるといろいろ厳しいとは思うけど、二人には穏やかで
幸せな日々を過ごしていってほしいと思います。
美味しそうな食事や旅に出かける場面も楽しかったです。
繊細で美しい小説でした。好きです。
by pohcho
| 2018-08-30 21:40
| 読書
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