冬に子供が生まれる |
2024年 03月 19日
同じ名字の同級生男子二人(マルセイとマルユウ)の内、 一人が亡くなる所から始まるのですが、 二人は子どもの頃に一緒にUFOを見ていて、 不思議な力があるとか、人生が入れ替わるみたいな話があって。 SFやパラレルワールドというわけではなく、 すべてが曖昧なまま話が進み、 よくわからないままに終わってしまうのですが、 答えなど求めずに この不思議な物語を楽しめばいいのかなと。 「夫婦で大事なのは小さくて平凡な話をすること、 何年も何十年も、倦まずに小さな話を続けること。」 という言葉が印象的。 ミステリアスで懐の深い小説でした。 自分の人生とか生きる意味とか、すべて幻想なのかもしれないけれど。
#
by pohcho
| 2024-03-19 18:25
| 読書
|
Comments(0)
2024年 03月 18日
昨日からすごい風が吹いてます。春の嵐ですね。
シリーズ9巻目。 坊ちゃんのためのお菓子の試作、夜食に出した握り飯と昆布茶、 二十六夜待ちの三日月づくしのお弁当など、 美味しそうなものがたくさん。 おやすちゃんももう二十歳になるんですね。(感慨深い・・) 奉公人から雇い人になって新たな一歩を踏み出すことに。 つらい別れもありましたが、 またいつか会える日がやってくると信じて。 最後は桜田門外の変でした。春の雪の日だったんですね。 時代は大きく変わっていきますが、 おやすちゃんにはひたむきに進んでいってほしい。 続きが楽しみです。 #
by pohcho
| 2024-03-18 13:32
| 読書
|
Comments(0)
2024年 03月 15日
大谷選手の奥さま、全然「普通の日本人」ではない(笑)けど、
めちゃくちゃ綺麗でかっこいい方ですね~。お似合いです。 マスコミもこれでもうそっとしておいてあげればいいんだけど、 しばらくフィーバー続きそう・・。 テレビ番組の企画で棒高跳びに挑戦することになったアスリート芸人を中心に、 パリオリンピックを目指す大学生、スポーツオタクの番組プロデューサー、 棒高跳び用のポールを開発する准教授などが描かれます。 御子柴の身体能力すごすぎ。 芸人感はほとんどなかったけど、ストイックなところが素敵でした。 棒高跳びのことは全然知らなくて、国産ポールがないことも初耳です。 それに5mも跳ぶとはすごいですね、信じられない! 競技を見てみたくなりました。 大きな記録に挑戦する姿には心躍りましたが、 チーム風林火山(全員84歳のリレーチーム)など、 いろんな人がいろんな形でスポーツを楽しむ姿も印象的でした。 面白かったです。
#
by pohcho
| 2024-03-15 16:24
| 読書
|
Comments(0)
2024年 03月 15日
川のある街に暮らす人々を描いた3つの物語。 特に何が起こるというわけでもない、 とりとめのない日常描写が続きます。 子ども目線が可愛かったし、カラス目線には驚きました。 (カラスが何考えてるかなんて考えたことなかった) そして、海外に暮らす初期認知症の老女の話が 一番生々しく感じられました。 ゆるやかな川の流れのように、 人々の生きた記憶も流れていくのかなあと思います。 人生は儚いですね。 「去年の雪」を少し思い出しました。 (「去年の雪」よりは読みやすいです) 装幀が素敵です。 #
by pohcho
| 2024-03-15 15:12
| 読書
|
Comments(0)
2024年 03月 13日
見た目はちゃらんぽらんだけど、勝負事には滅法強い 女子高生・射守矢真兎(いもりやまと)が 様々なゲームに挑戦する連作短編集。 グリコ、だるまさんが転んだ、ジャンケンなど、 誰もが知ってる単純な遊びにちょっとアレンジを加えただけで、 こんなに高度な頭脳ゲームになるんですね。 ゲームは不得意分野なんですけど、 もとが馴染みのあるものばかりでイメージしやすかったです。 少女漫画のようなキャラクターもそれぞれ魅力的でした。 恋が始まるかと思ったら、どちらかというと百合? それも今時ですね。面白かったです。
#
by pohcho
| 2024-03-13 17:08
| 読書
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||