2017年 05月 16日
今日のハチミツ、あしたの私 |
30歳の主人公・碧は結婚するつもりで仕事を辞め、彼の故郷についていったものの、
結婚は保留になってしまいます。
中学時代、ひと匙のハチミツに命を救われた思い出。
碧は養蜂の仕事に出会い、蜜蜂の世界に魅せられるのでした。
知らない土地でやりたいことを見つけ、自分の居場所を作っていく碧。
決して器用ではないけれど、一歩ずつ前に進んでいくその姿にとても好感を持ちました。
碧が出会う人々も皆どこか不器用そうな人ばかりで微笑ましい。
恋人の安西は弱い男なのですが、でもずるい男ではないんですよね。
ハチミツを使った料理の美味しそうなこと。
それから不思議な蜜蜂の世界はとても興味深くて。
なんだかまとまらないのですが、いろんな魅力の詰まった物語でした。
寺地さんの本をもっと読もうと思います。
by pohcho
| 2017-05-16 21:33
| 読書
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