2017年 12月 06日
たゆたえども沈まず |
ゴッホと弟テオ、日本人画商林忠正とその助手重吉の物語。
ゴッホは素晴らしい才能を持ちながらも、時代が彼に追いつかず、不遇のまま
亡くなってしまいました。
彼が精神を病んでいたことや耳を切り落とした事件はあまりにも有名ですね。
弟が画商というのは知っていたのですが、仲のいい兄弟だったんですね。
芸術家の身内って大変だなあ・・と思いつつ、悲しいけれど、とても心を打つ
物語でした。
印象派の画家たちの日本びいきも有名な話ですが、この時代日本で全く評価
されていなかった浮世絵が、欧州でこんなに熱狂的に愛されていたのかと
思うと不思議な気がします。
印象派、ジャポニズム、エッフェル塔など、刻々と変化していくパリの空気が
感じられました。今から思えばすごい時代でしたね。
by pohcho
| 2017-12-06 18:02
| 読書
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